治療よりも、予防することが大切 |
いわゆる「ギックリ腰」のように、急に強い痛みが起こった場合、安静にすることが第一です。 その上で、痛む場所を冷やします。 さらに、現代医学では、痛み止めの注射や内服薬を使用します。 しかし、これはあくまで対症療法にすぎず、長期間にわたって投薬されることはありません。 むしろ、生活習慣を改善して、進行や再発を防ぐことに重点がおかれます。 例えば、太りすぎは腰に負担をかけるため、脂肪分の多い食べ物はなるべく避け、体重を調整することが大切です。 また、タバコを吸うと、血管が収縮して筋肉の血のめぐりが悪くなるので、腰の筋肉にも悪い影響が及びます。 ストレスの多い生活も、太りすぎなど、からだのバランスをくずす原因になりますので、改善することが大切です。 また、腰痛というと、毎日のように牽引治療を受ける人がいますが、歪んでしまったカーブは、ひっぱってもなかなか元にもどりません。 やはり、ふだんから筋肉を鍛えておくことが一番の早道です。 |
腰に負担をかけない家具を選ぶ |
背骨の自然なカーブを保つためには、ベッドや椅子など、家具にも気をくばる必要があります。 例えば、ベッドは、腰が沈むことがないよう、柔らかすぎないものを選びます。 また、横ばいになったり、横をむいてひじ枕をするなど、無理な姿勢を長時間とらないようにします。 椅子の高さは自分の足に合わせます。 また、背もたれの角度は、直角よりも少し後ろに倒れるくらいがいいでしょう。 きちんと奥まで腰掛けることもたいせつです。 ▲TOP |