|
私たちの体内には、癌細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞（NK細胞）という免疫システムがあります。NK細胞が、１日に3000個以上も発生する癌細胞を破壊し、本格的な癌に発展するのを水際で防いでくれるのです。NK細胞は体内に50億個以上存在すると言われております。
NK細胞と癌細胞の闘いが、日夜繰り広げられているわけです。従って、癌を予防するためには、NK細胞を強くすることが最良の方法と言えます。
NK細胞を強くするための、いくつかの方法をご紹介しましょう。
一つは前向きの明るい姿勢で生活することです。NK細胞はストレスに弱い特性があることが知られています。笑うことは、NK細胞の活性を高める働きがあります。女性の場合にはお化粧がお勧めです。高齢の入院患者に「お化粧療法」を取り入れている病院もあります。
もう一つは生活習慣病です。過度の飲酒・喫煙に注意し、緑黄色野菜・食物繊維・海藻類・果物などを中心にバランスのとれた食生活を心がけることが大切です。食事メニューでは「キノコ」がお勧めです。
キノコの中でも、特にNK細胞の活性を高めるのとして注目されているのが、ブラジル原産の「アガリクス茸」です。アガリクス茸菌糸体を用いた実験では、ウイルスや細菌を攻撃する免疫細胞・マクロファジーを活性化したほか、癌患者のNK細胞の活性を健康な人のレベルまで引き上げたという研究報告もなされています。 |
